大権修利菩薩(だいげんしゅりぼさつ)

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大権修利菩薩(だいげんしゅりぼさつ)と読みます。

曹洞宗の本堂の向かって右側に、右手をかざして椅子に掛けた木像が、大権修理菩薩です。
曹洞宗だけが祀るという珍しい菩薩です。

道元禅師が宝慶3年(1227)に、如浄禅師から正法を得て帰国する際に、1人の化身が現れて、道元禅師にしたがいたいと言い。道元禅師は、身体を小さくして同行するように求めると、三寸余りの白蛇になって、応量器の中に身を入れて共に日本に来たといいます。

また、道元禅師が帰国に当たって『碧巌録』を書写しようとすると、この大権修理菩薩が現れて手助けしたといいます。これを「一夜碧巌」といいます(助筆は、「白山妙理大権現」であったという説もある)。

大権修利菩薩

大権修利菩薩

 


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